酸性の強い胃液や消化中の食物が食道に逆流し、食道が炎症を起こし、げっぷ、胸焼け、みぞおち等に痛みが起こる病気です。
食道に発生する悪性腫瘍です。
胸焼けや痛み、食べ物を飲み込むときの違和感などの症状がありますが、初期症状では無症状のことも多いので、飲酒、喫煙、刺激物が好きな方、熱い食べ物が好きな方などは定期的な検査をお勧めします。
胃や十二指腸に浅い潰瘍が広範囲にできる病気です。胃において出血性胃炎や急性胃潰瘍、急性糜爛性胃炎等の発祥が原因となります。突然の上腹部の痛み、吐血などの症状があります。
胃酸などによって、胃や十二指腸の粘膜が傷つけられることが原因となって起こる潰瘍です。
上腹部の痛みや胸やけ、膨満感などの症状が起こります。
ヘリコバクター・ピロリ菌
日本人の50%はピロリ菌に感染していると言われています。
ピロリ菌は胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎の原因になり、さらに胃がんの発生に深く関わっています。
内視鏡検査により、ピロリ菌の感染の診断ができます。
粘膜内の分泌細胞や、分泌物を胃の中に導く導管の細胞から発生するがんです。
検査で早期発見が可能ながんです。
粘膜が胃液によって傷つく病気です。みぞおちのあたりの痛み、特に空腹時にずきずきとした痛み、鈍い痛み、焼けつくような痛みなどの症状が現れ、食事をすると一時的に痛みが和らぎます。
当院では口から行う内視鏡検査の際、麻酔を使用し、眠ったまま内視鏡検査を受けることができます。
麻酔だけをして行う検査もありますが、麻酔をしたからといって必ずしも無痛で検査を受けられるわけではありません。
人工呼吸器を使用する手術と違い、使用する麻酔の量が決まっているからです。
当院ではこの苦痛を取り除くため眠ったままの検査を実施しております。
安全な検査のために
眠ったまま行う内視鏡検査中は血圧、脈拍、血液中の酸素濃度が低下する場合もあります。
このような体の変化はモニターで監視します。
常用薬は服用して差し支えありません。
普段どおりに生活し、夕食は軽めに、夜9時までに済ませます。それ以降は、水、お茶、スポーツドリンク以外の飲食はしてはいけません。体調を整えるためにも、早めの就寝を心がけます。
当日朝食を抜いて来院してください。予約必要です。前日の午後9時以降の飲食はなるべく控えておいてください。当日朝でも、水、お茶などの多少の水分摂取は大丈夫です。(牛乳、乳製品の摂取は避けてください。)高血圧や心臓病、喘息の薬などは、内服してご来院ください。
検査直後の車の運転は危険なので、お車での来院はしないでください。
受付を済ませ、検査までお待ちください。
検査前に消泡剤(胃の中の泡やたんぱく質を除去し、観察しやすくする薬)を飲んでいただきます。
点滴開始し、咽頭麻酔をし、眠りにつきましたら、検査開始です。
検査は5分~15分程度です。
検査終了後はリカバリールームにて麻酔が切れるまでゆっくり休んでください。
麻酔が切れましたら、検査結果を報告いたします。
※病理検査以外は即日検査結果がわかります。
上部内視鏡検査(胃内視鏡検査)の注意
病理検査のための組織採取を行った際、遅れて出血する場合がります。出血予防のために、検査当日の刺激の強い食べ物や、アルコールはお控えください。
検査中に麻酔を使用しますので、検査後に眠気が残る場合があります。
当日の、車、バイク、自転車の運転は控え、ご自宅でゆっくり休んでください。